ネイル市場を拡大する
仕掛けを生み出していきたい
Kawabata
CS マネージャー
株式会社スピカ 設立メンバー
ネイル市場を拡大する
仕掛けを生み出していきたい
Kawabata
CS マネージャー
株式会社スピカ 設立メンバー
社員インタビュー 01
Kawabata
株式会社スピカのスターティングメンバーとしてネイルブックを支えてきたKawabataさん。
今回はネイルブックを立ち上げることになった経緯を中心に、会社、業務、ご自身に関してお話を伺いました。
01 : 経緯
ー ネイルブックのスターティングメンバーになったきっかけを教えてください
前社での新規事業開発のチームメンバーに選出されたのがきっかけです。
前社は受託が中心のシステム開発会社だったのですが、自分たちのサービスを作ろうということになり新規事業開発チームが立ち上がりました。
このときの新規事業開発チームが分社、独立したのが、今の株式会社スピカです。
ー 新規事業を任された時の心境はいかがでしたか?
大変そうと思う反面、ワクワクしていました。
任されている事に喜びを感じましたし、自分に負荷をかけるほど燃えるタイプなので頑張ろうと思えました。
大変そうと思う反面、ワクワクしていました。
ー 立ち上げにあたり「実はこうだった」という裏エピソードなどあればお聞かせください
ネイルブックがローンチしたのは、2011年4月30日で当時28歳でした。
ディレクターの私と新卒入社したエンジニア1人の合計2名で立ち上げを担当しました。
企画からローンチまで4ヶ月しかなかったのですが、当時はとても長く感じました。
O2Oサービスを作ることは決まっていたのですが、提案したサービス企画はことごとく取締役会で却下され、精神的にすごく参っていました。
(O2O=Online to Offline)
最初の提案は市場規模の大きい飲食業界を狙ったものでしたが、「考えが甘い」と言われ予算執行の承認がおりませんでした。
いろいろと考えを深めていくうちに目をつけたのが美容業界でした。美容業界を狙って再度企画を提案しましたが、またも通らず...。
しかし、この企画には可能性があると感じていたので、取締役会の承認が不要で、当時の室長で即承認できる「80万円」を予算として、ギリギリの仕様に削ぎ落としリリースまでたどりつくことができました。
ー なぜネイルだったのでしょうか?
O2Oはネットから店舗に人を送客するサービスですが、いきなり送客する機能をつけても、送り込む人がいなければ送客できません。
そこでまずはサービスにユーザを集める方法から考えることにしました。
当時(10年前)は、まだまだスマートフォンが普及していませんでしたが、iPhone3Gが発売され写真を気軽にネットに投稿できる状況が整ってきていました。
そこでユーザが写真を投稿し、利用しているユーザ自身でサービスを作り上げていくCGM+ソーシャルメディアの形を思いつきました。Instagramがちょうどリリースされたタイミングです。
しかし、ここで1つ問題がありました。
ヘアスタイルをユーザが投稿するサービスを企画していましたが、当時の日本人は自分の顔写真をソーシャルメディアに投稿することに抵抗があり、InstagramやFacebookに投稿しているのは外国の方ばかりでした。
ユーザに気軽に投稿してもらわないとサービスが成功しません。日本人が気軽に投稿できるようにするにはどうすれば良いか悩みました。プリクラの技術をアプリ開発できないかも調べたり....
そんなとき、ふと目に留まったのが手元でした。
私は学生時代からネイルが好きで、自分の手元にもネイルをしていました。「ネイルなら顔も出さずに、気軽に写真を上げられるのではないか」そう感じました。
正直、市場規模で比較したらヘアサロンよりも小さい。だからこそチャンスだと思いました。
ー 当時のサービスコンセプトを教えてください
ネイルブックを立ち上げた当初は、
ネイリストとユーザーをつなぐ出会い系アプリを作る!
というコンセプトでやっていました。
ソーシャルが成熟してくれば、個人が主役になる時代が来るので、ネイリストにスポットライトが浴びるような仕掛けを意識して作りました。
ネイルブックリリース当時のダウンロード数は日々10件いけばいいほうで、毎日8件くらいしかありませんでした(笑)
その中でも綺麗な写真を投稿してくれるのがネイリストだったので、ネイリストを目立たせようと思い、ネイリストフラグをつけたら投稿数がいっきに増えたのが転機だったと思います。
努力の末、最初の1年で「ネイルブックのおかげで、独立を決意しました!」というネイリストの声を聞けるようになりました。
サロンに所属してたネイリストがどんどん独立して人気サロンになっていくのを目の当たりに見ていると、このサービスを作って良かったなと感じます。
ー 途中でサービス作りを諦めたいと思ったことはありますか?
正直、何度か発狂していたことはあります(笑)
でも1年頑張れば事業化してもらえるという希望があったので、そこを意識してとにかく頑張りました。
ネイルブックの他にもリリースしたサービスはいくつかありましたが全部無くし、ネイルブックに注力し、毎回取捨選択でした。
ネイルブックがここまで成長したのを見て、あの時諦めなくて良かったなと思います。
02 : 会社のこと
ー スピカの印象は入社してすぐと今で変わりましたか?
ようやく会社らしくなったなーと(笑)
スタート当時はとても居心地が良いとは言えないオフィスだったので、ここまで成長し、オフィスがとても綺麗になりました。
ここまできてよかったです。
あと、5人でスタートしましたが現在は15名以上の社員がいるので、色々な職種の人が増えましたね。
ー スピカに入社してよかったことがあれば教えてください
何でも思ったことをやらせてもらえる環境は嬉しいです。
何でも思ったことをやらせてもらえる環境は嬉しいです。
03 : 業務のこと
【タイムスケジュール】
AM 9:00
出社 slackチェック・タスク確認
数値確認や問い合わせ状況など一通り通知を確認し、一日のスケジュールを整理します。
AM 9:30
1on1準備
事前に1on1で調整・相談する内容をまとめています。
AM 10:00
業務レポート・報告書作成
レポートなど業務報告を作成しています。
AM 10:30
1on1
チームメンバーとの1on1。各自業務が異なるので調整や相談をしています。
AM 11:00
↓
PM 12:00
問い合わせKPT
隔週で問い合わせの課題と今後の対策をメンバーと振り返ります。
PM 1:00
ランチ
会社が移転したばかりなので、美味しいお店を探索中です🍽
PM 2:00
プロジェクト進捗更新
報告用に進めているプロジェクト進捗をConfluenceに更新したり、今後の段取りを検討したりしています。
PM 3:00
チーム報告会
代表とCSチームの業務報告・相談をしています。
PM 4:00
作業
ガイド作成・テンプレート作成・新プロジェクト対応など作業時間に当ててます。
PM 5:00
↓
PM 5:30
明日の準備
翌日のmtg資料作成をしています。
PM 6:00
退社
ー 普段どのような業務をメインにしているか教えてください
今はCSチームのマネージメントをしています。
CSチームはカスタマーサポートとカスタマーサクセス業務を行なっていて、日々、ネイルブックを利用している一般ユーザー・ネイルサロンを経営しているネイリストのサポートをしています。
ー 業務を進める中でどのような時にやりがいを感じますか?
新しいことを0から立ち上げることにやりがいを感じています。
直近ですとカスタマーサクセスをどのようにネイルブックらしくやるかを考えました。
そこで「サロンサクセス」という概念を作り、ヘルススコアも独自の指標で構築中です。
2年かけて形が見えてきたので、やりがいを感じています。
ー 業務を進める中で大変なこと(葛藤)があれば教えてください
家庭との両立でしょうか。子供が産まれてから、自分の思うように仕事も生活もできなくなりました。
子育てについては自分を過信していて、1人目を出産したときに57日で復帰するつもりでしたが、子育てにいっぱいいっぱいになってしまい復帰できませんでした。
復帰後も両立に悩み、実は何度も退職を考えました...。
その都度、代表の國府田さんに業務量を調整してもらうなど配慮してもらっていました。
当時、子供がいるのは私1人しかいなかったので、相談する人が会社にいなかったのはとても辛かったのを覚えています。
私と同じ思いはしてもらいたくないので、今後そういう状況は作らないようにサポートしていきたいです。
復帰後も両立に悩み、実は何度も退職を考えました...
04 : あなたのこと
ー 働く上で大切にしていることを教えてください
好きな言葉は、「ピンチは最大のチャンス」です。
常に意識していることは、ネガティブなことも前向きに考えるようにしています。
悪い事がたくさんあっても、良い事や打開策を探すようにしています。
仕事面でも人間関係でも、何に対してもそういう意識を持つようにしています。
ー 今後のビジョンを教えてください
ネイルブックとしてのビジョンは、
「ネイルといえば、ネイルブック」という状態にしたいです。
可能性は無限にあると思っています。
「ネイルといえば、ネイルブック」という状態にしたい
ネイルブックもようやく、昔から練っていた構想が実現できるフェーズになってきて、今まで仕込んできたことが活かせる状態になってきました。
2021年はローンチしてちょうど10年です。
2021年からネイル市場をより拡大する仕掛け(新しいこと)を生み出していきたい...ではなく、生み出していきます。
私個人としてのビジョンは、何もない状態から作り上げていく0→1が好きなので、ネイルブックに留まらず、事業の芽をたくさん作り続けていきたいと思っています。